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関塾タイムス2月号 特集 日本・世界の重大ニュース2025 ―キミが印象に残った出来事は?

2025年1月、前年11月のアメリカ大統領選挙で勝利したドナルド・トランプ氏が第47代大統領に就任し、第2次トランプ政権がスタートしました。

日本では10月に自民党の高市早苗総裁が第104代首相に選出され、日本初の女性首相が誕生。その政治手腕が注目されています。大阪・関西万博の開催や“令和のコメ騒動”、日本の研究者2人がノーベル賞を受賞……と様々な出来事があった2025年。どんなニュースが印象に残りましたか? 1年を振り返って国内外の動きを確認し、時事問題対策に役立ててくださいね!

※この記事の情報は2025年12月1日時点のものです。

国内ニュース1 高市早苗さん初の女性首相に 日本維新の会との連立政権発足

石破前首相が9月に辞任表明 10月に行われた首相指名選挙で
 9月7日、石破茂前首相は記者会見を開き、総裁を辞任し、政権を退く考えを明らかにしました。石破前首相は、2024年10月の衆議院議員総選挙と、2025年7月の参議院議員選挙で、自民党・公明党の連立与党が過半数割れする大敗を喫した責任をとる形で退陣を表明。石破茂内閣は10月21日に総辞職しました。 同日、臨時国会が召集され、衆議院・参議院本会議の首相指名選挙で、自民党の高市早苗総裁が第104代首相に選出され、日本初の女性首相が誕生しました。

公明党が連立離脱
 10月10日、公明党は、26年間にわたり連立政権を組んできた自民党に連立関係を解消すると通告しました。自民党の政治と金をめぐる問題に対する取り組みに不満がある、というのが理由です。
 自民党が新たに連立政権を組んだのは、日本維新の会(吉村洋文代表)です。日本維新の会は、内閣に閣僚(大臣)を出さずに協力する「閣外協力」という方法で自民党とともに国政を担っていくことになりました。

▲高市内閣が発足し、記念撮影に臨む高市早苗首相(前列中央)ら閣僚たち。写真:毎日新聞社/アフロ

国内ニュース2 「大阪・関西万博」に約2558万人が来場

最先端のテクノロジーが集結 未来社会を体験できた184日間
 大阪・関西万博が4月13日から10月13日までの184日間、大阪市の人工島・夢洲で開催されました。日本で20年ぶりの開催となった万博に約2558万人が来場(2025年日本国際博覧会協会発表)。目標の2820万人には届かなかったものの、国内外から訪れた多くの人が最先端技術などに触れ、盛況のうちに幕を閉じました。

大屋根リング、ミャクミャクが話題に
 テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。165の国・地域・国際機関が、パビリオンの展示などを通してそれぞれの文化や芸術、最新技術を紹介。人気のパビリオンには連日長蛇の列ができ、大混雑となりました。 話題を集めた「大屋根リング」は、1周約2㎞、高さ12~20mで、巨大リングの中に各国のパビリオンがすべて配置されました。このデザインは「多様な国、人々、伝統が集まり、つながり、未来が生まれる」というメッセージが込められたもの。公式キャラクター・ミャクミャクも人気となり、万博を盛り上げました。 国際博覧会として初の試みとなる全面的キャッシュレスを導入するなど、“未来社会の実験場”というコンセプト通り、様々な新しい取り組みを発信する場にもなりました。

▲来場者で来場者でにぎわう大阪・関西万博。シンボルとなった1周約2㎞の「大屋根リング」がひときわ目を惹きます。

国内ニュース その他のニュース

“令和のコメ騒動”で政府が備蓄米を放出
 前年の猛暑の影響で2024年に起きたコメ不足とコメ価格の高騰は“令和のコメ騒動”と呼ばれ、2025年も続きました。スーパーの店頭では品薄状態が続き、価格は1年間で2倍以上に。こうした事態を受けて政府は3月、緊急時に備えて国が保管している備蓄米21トンを放出しました。

和歌山のパンダ4頭、中国へ
 6月、和歌山県白浜町「アドベンチャーワールド」のジャイアントパンダ4頭(良浜、結浜、彩浜、楓浜)が中国・四川省の研究施設に帰国しました。帰国前日に行われた歓送セレモニーには約3千人が参加し、愛らしい姿との別れを惜しみました。

▲国内で飼育されているジャイアントパンダは、東京の上野動物園にいる2頭だけになりました。

群馬県伊勢崎市で41.8℃! 過去最高気温の記録更新
 気象庁は9月、2025年の日本の夏(6~8月)の平均気温が、統計をとり始めた1898年以降で最高だったと発表。平年より2.36℃高く、3年連続で最も暑い夏に。8月5日には群馬県伊勢崎市で最高気温41.8℃を観測し、国内の最高気温の記録を更新しました。

クマ被害、過去最悪レベルに
 全国でクマの出没が相次ぎ、人が襲われるケースも多発。環境省の発表では、4~11月の人的被害は230人にのぼり、13人が亡くなりました。被害者数が特に多かったのは、秋田県、岩手県、福島県、新潟県など。山間部だけでなく市街地や住宅地、公園、駅周辺での目撃情報も相次ぎ、クマが行動範囲を広げているとともに、人をあまり警戒しなくなっている実態が浮き彫りになりました。

スポーツのニュース 日本選手が躍動!

小田凱人選手、 生涯ゴールデンスラム達成
 9月、アメリカ・ニューヨークでテニスの4大大会「全米オープン」車いすの部(男子シングル)の決勝が行われ、19歳の小田凱人選手が初優勝。この優勝で小田選手は、4大大会(全豪・全仏・全米オープン、ウィンブルドン選手権)とパラリンピックを制覇する「生涯ゴールデンスラム」を最年少で達成しました。

ドジャースがWS2連覇 大谷選手が4度目のMVPに
  大谷翔平選手、山本由伸投手、佐々木朗希投手が所属するロサンゼルス・ドジャースは、MLBワールドシリーズ(WS)でトロント・ブルージェイズと対戦。最終戦となった第7戦を延長戦の末に制し、球団初の2連覇を成し遂げました。WSで3勝をあげ、胴上げ投手となった山本投手がシリーズMVP(最優秀選手)に。
 シーズンを通したMVPが11月に発表され、ナ・リーグでは大谷選手が満票で3年連続4度目となる受賞を果たしました。

▲MLBワールドシリーズでは大谷翔平選手、山本由伸投手、佐々木朗希投手(写真左から)が活躍。ロサンゼルス・ドジャースが球団史上初の2連覇を達成しました。写真:AP/アフロ

東京デフリンピック開催
 11月、聴覚障害者の国際スポーツ大会「東京デフリンピック」が日本で初めて開催されました。12日間で21競技209種目が行われ、日本選手団は金16、銀12、銅23と計51個のメダルを獲得。前回ブラジル大会の30個を上回り、史上最多となりました。

海外ニュース1 トランプ大統領、相互関税を発表

「他の国ばかり得をして不公平」自国第一主義に世界が混乱
 アメリカのトランプ大統領が4月に発表した関税政策によって世界に衝撃が走りました。関税とは海外からの輸入品にかける税金のこと。トランプ大統領は「アメリカの関税は低すぎる。他の国ばかり得をして不公平」などと主張。貿易相手国に最大50%の「相互関税」を課し、さらに実際の税率は国ごとの交渉で決定しました。日本に対しては、当初25%としていた相互関税を、その後の交渉で15%まで引き下げることで合意しました。
 貿易相手国から自国の製品が高い関税をかけられている場合、その対抗措置として同じくらいの関税をその国からの輸入品にかけること。

▲ホワイトハウスで「相互関税」を発表するトランプ大統領。写真:AFP/アフロ

海外ニュース その他のニュース

ロサンゼルスで山火事
 1月、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスとその近郊で複数の山火事が発生。最大の被害となった2件の山火事では、計150㎢以上が燃え、1万6000棟以上が全焼しました。

ミャンマーでM7.7の地震
 3月、ミャンマー中部でマグニチュード7.7の地震があり、3700人以上が死亡。隣国タイの首都バンコクでも建設中の高層ビルが倒壊するなどしました。

韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領、罷免 新大統領に李在明(イ・ジェミョン)
 4月、韓国の尹錫悦大統領が罷免されました。2024年12月に「戒厳令」を出したことが重大な違法と判断されたためです。6月に大統領選挙が行われ、野党「共に民主党」の李在明氏が当選、第21代大統領となりました。

ルーヴル美術館で盗難
  10月、フランス・パリのルーヴル美術館に4人組の窃盗団が侵入し、ティアラなど歴史的価値の高い宝飾品を盗んで逃走しました。被害総額は8800万ユーロ(約155億円)にのぼりました。

国内ニュース3 坂口さんに生理学・医学賞、北川さんに化学賞

 2025年のノーベル賞に日本の研究者が選ばれました。生理学・医学賞の坂口志文さん(大阪大学特任教授)と、化学賞の北川進さん(京都大学特別教授)の2人です。これで日本人のノーベル賞受賞者は、計30人となりました(アメリカ国籍の人を含む)。

▲対談を終えて握手する坂口志文・大阪大学特任教授(左)と北川進・京都大学特別教授。写真:毎日新聞社/アフロ

海外ニュース2 ガザ和平案「第1段階」合意 人質解放へ

 中東・パレスチナ自治区ガザ地区で、イスラム組織ハマスとイスラエルの戦闘が始まったのは2023年10月。戦闘開始から3年目に入った10月10日、和平に向けた大きな動きがありました。 アメリカ政府が提示した和平案の「第1段階」となる戦闘停止と人質解放に双方が合意。ハマスはイスラエル人の人質を解放し、イスラエル側はパレスチナ人の収監者らを釈放しました。2年に及ぶ戦いを終わらせる第一歩が踏み出されたものの、ハマスの武装解除やガザ地区の統治などの難題が残されており、本当の平和が訪れるかどうかは不透明です。

▲ハマスに拘束されていたイスラエル人の人質が解放される様子が生中継され、盛り上がる観衆。写真:AP/アフロ

海外ニュース3 新たなローマ教皇にレオ14世

 4月、フランシスコ・ローマ教皇が88歳で亡くなりました。ローマ教皇は、世界に13億人以上いると言われるキリスト教カトリック教徒の最高指導者。教皇の死去を受けて新しいローマ教皇を決める選挙が5月、バチカンで行われ、初のアメリカ出身の教皇=レオ14世が誕生しました。